ちゃんと就職しよう

娘の給料がすごかった?

中高年になってくると何事にもあまり驚かなくなってきますが、最近少し驚いた件がありました。

向学心の無さとそれらにまつわる心の病みようから一時は専門学校を途中で辞めさせようとまで考えていた娘に

予想外にも就職先の内定が決まり(これも少し驚きましたが)その業界内では普通に行われている

“早期出社制度”

という専門学校を卒業する半年程度前から内定先にパートタイマーのような形で出社する制度によって内定先の事業所に働きに出ている娘の給料が

フルタイムで働く俺と同じくらいだった!

という事実でした。(苦笑)

※自分の給料が低いのは解っています。「それにしても・・・」という意。

多分、春になって娘が正職員になった瞬間に俺は給料で追い越される。

娘は自分の父親が今、そんな低収入で働いていることにたぶんまだ気がついていない。

ハロワとは違う

まぁ正直私が娘の会社に就職したいくらいなんですが(笑)

学校に届いているような求人はハロワにはまず来ないと思います。

なぜならハロワには毎日大勢の求職者が来ますがそこに来る人たちは

加齢と人生経験によって得た、正解でない正確でもない知識でずるく立ち回ろうとするし、事業所に対して非協力的な人も多く来るから。

なので残念ですがハロワに来ている仕事ってある意味

使い捨て人材

程度の仕事だけだと思います。僕が今やっている仕事もそうですが

辞められてもすぐ次が補充できる・・・そんな仕事。

なので企業が学校に出す求人って、余計でくだらない予備知識など無い、まっさらな若者を一から育てたい企業が募集かけるのが各学校に出している求人だと思いますし

そういう大切な人材の募集はハロワには出ませんよね。

なのでそれが学校に来る求人で入社する最大の利点でもあると思うんです。

どんな状況でも職を大事にすべき

ま、そんなこんなでやっぱり、今更ですが僕らの人生で

“職”

って本当に大事だなって思います。この職の上に結婚や子育て、子供の進学や老後があるのです。

なので僕の人生を総括すると、夢破れた時も、親の都合で田舎に帰ることになった時も

現場作業員や小さな自営業に甘んじるのではなくちゃんとした、それなりの事業所に

きちんと就職すべきだったな

と、今更ながらに思います(苦笑)

私たちが生きているこの人間社会は業種単位、組織単位で動いています。

そんな世界で豊かに生活し、生きていくにはやはりできる限り大きな組織、高位な職種の中にいた方が収入や年金を考えると生きやすいと思います。

こんなこと・・・今更ですかね。昔からみんな何となくわかってたことですよね(苦笑)

国保国民年金の自営業や、社会保険と厚生年金だけのフルタイムの仕事ってその時は気楽で楽しく充実しているように感じますが

この人間社会を死ぬまで生きていくには(笑)正社員と比べて金銭的に全く不十分だと思います。

管理されるより管理する側

世の中の仕事ってざっくり

作業する側と管理する側

に分かれます。業種単位でもそうですし会社単位でも、社内でも大体そういう役割に分かれます。

どちら側の仕事を選択すべきか?って言うと・・・

管理する側が良いと思います。その理由は単純に給料です。

若い時はどちらも互角だったりむしろ管理される側の方が給料が良かったりしますが

中年期以降に不幸にも会社を辞めて、違う会社に転職する場合も

すぐに生活に必要なくらいの報酬が期待できるのも管理する側の仕事です。

管理される側はいくらでもいる

管理する側の仕事って求人そのものが少なくて、イザ!という時に転社しずらいようなイメージありませんか?

私はそう思っていたんですが、実際に再就職活動をしてみたら全くそんなことは無いように思いました。

会社が違うとやることは細かく違っても管理職がやる仕事って大体が

現場の管理と監督官庁などへの報告に関する必要書類作成と提出

が主な仕事になると思います。会社や業種が変わっても仕事内容は大きくは変わらないイメージなんですね。

また監督される方の仕事。主に作業する側の仕事って多くて、いざという時に転社しやすそうに感じますが

実は求人以上に作業員や技術者がたくさんいるので再就職が意外に難しく

その上低所得であることが多いと思います。

最悪中高年になってから再就職を目指すようになった時のことを考えると

最初から管理する側の仕事を身に着けておいた方が

後々の人生の支えになると思いました。

人生に劇的な上昇は無い。人生は長い

テレビや雑誌には「友人に誘われて半信半疑でやってみたら・・・」とか

「ただ好きなことと真摯に向き合ってやっていただけなんですが・・・」

というサクセスストーリーを見るにつけ自分に当てはめて

「どんな仕事、どんな立場にいても一生懸命頑張っていればいつかは自分にもそういう出世機運が出てくるはずだ」

と、考えて今日もモチベーションを上げて頑張っている人も多いと思います。

でも、少なくとも私にはにはそういう劇的な上昇機運はありませんでしたし

ほとんどの方にそういう劇的な上昇は無いと考えていた方がいいでしょう。間違いありません。

昔バブル景気の頃だと、たった一人でも、従業員2~3名程度の小規模事業者でも

億万な人

になる方は結構いました。建築現場で一人で仕事を請け負って

毎月2千万円程度稼ぐ

そんな人も一人二人ではありませんでした。あわよくば僕もそういう立場の一人になることをいつも夢見ていました。

しかしバブルがはじけた時、真っ先にいなくなったのもそういった方々でした。

お金が全てとは言いませんが、歳を取ってから困ったときにモノを言うのも・・・

お金です。私は田舎に戻ってきた38年くらい前に

「しっかりした会社の正社員になっても、おそらく給料安く自由も利

かないので、実家の農業を手伝いながら勤務するには不向きでは?」

と思ったので“きちんと就職”なんて初めから考えていませんでした。

でも、今になればしっかりした会社ほど労務管理がしっかりと行われ

サービス残業が無く休日も法定通りにいただけるようになっています。

これなら余暇を家事手伝いに使うことも十分に可能ですよね。

失敗したなぁ~(笑)

最初っからボーナスや退職金、企業年金などがあるしっかりした会社の

正社員

を狙っておけばよかったぁ。そうしておいた方が結局、実家や親のことなども含めて最後の最後は・・・

いいようだ・・・な

と、今更強く感じています。