結婚する意味ある?結婚すべきか?せざるべきか?

Uターンだろうと何だろうと人生でとても大事な要素になってくるのが結婚。

既婚で奥さんも一緒に来てくれるというのならば全く無問題なんですが

今独身で、一緒に来てくれそうな恋人もいないので

田舎で結婚しよう

と、考えているならば・・・

そのハードルはいきなりMAXレベルになります。

人の少ない田舎でいわゆる“いいお相手”を見つけるのは至難の業ですからね。そこで当時私は

「めんどくさいし一生独身でもいいか・・・」

とも考えました。

私と同じように考えている方もいらっしゃると思いますが、僕は・・・

できることなら何とかして一度は結婚して欲しい

って思っています。これ、結論です。

何とかして一度は結婚して家族、家庭を持つ経験をして欲しいって思っているんです。

今、結婚の予定もなく、その候補もいないのなら

いっそUターンなどしないで、今住んでいる街で結婚した方がいいと思います。

なぜこんなに“結婚”にこだわるのか?というと

結婚は人生の中において、次の成長へといざなってくれる

“みそぎ”

のようなものだと思うからなんです。

結婚していない奴は残念な人に見えるのか?

Uターン後、ほぼ当然のように7~8年ほど独身でした。

相手がいませんからね。交際している人もいませんでした。でも、仕事先や出先で

「独身という理由だけでかわいそうな人などと思われてバカにされたくない」

そんな思いが強くて、仕事でかなり無理しながら頑張ったり、その辺を突っついてくる

“既婚だけが取り柄”

みたいな無礼な奴と喧嘩したり

一種“ツッパリ”のように暮らしていましたが(笑)そういうのもやっぱり

結婚したいのにできない男の悲哀だったのかなぁって、今思います(その当時からわかってはいましたが)

出会いをサポートしてくれる組織があった

そんな中、両親が

「何とか結婚して孫の顔を見せてほしい」

って言ってきました。息子をUターンさせて年金を受給できるようになっただけでは飽き足らず

“孫の顔”まで要求してきたのです(笑)

私もできれば結婚したかったですし

「いないものはしょうがない」

と、思わずに少し真剣に考えることにしました。

女性がたくさんいるところに行く

Uターン後も私は仕事でも居住地でも女性のいない所ばかりにいましたので

結婚したがっている女性がたくさん集まっているところに行くべきだと考えました。

平成13年頃になるでしょうか、当時すでにインターネットを介して男女の出会いをサポートしてくれる組織がありましたので、そちらに会員登録し

そこで数名の女性と実際に会い、その中の一人と結婚したのが今の妻になります。

結婚は幸せのゴールなのか?

私はそう思いません(苦笑)

私自身いろいろ欠点があるように彼女にもそれなりに欠点がありました。

それは当然です。相手は自分と違う人間なので。でも結婚生活で大事なのは

相手の欠点を許し合い、補い合えるか?

だと痛感しています。結婚生活は

「俺だったらこういう時は~するのに何でアイツは~しないんだろう」

の連続です。そういう時はお互いが黙ってやってあげる・・・

そのように相手を許しつつ、手を差し出すような気持と行動が必要ですし

そのように暮らすことでより良く年齢を重ねられるのではないのか?

と、ようやく最近わかってきました(笑)

妻は精神的自立が足りなかった

妻は自分で考えて行動していくようなタイプではなく

手を引っ張ってもらう感じの人。自分が率先して行動を起こすようなことはあまりありません。

人見知りで人との折衝などは不得意中の不得意。

でも意外に自分の主義主張は強く、家事や休日の予定などに関しては私の言う事に反発することも多く、いわゆる

内弁慶

ってやつでした(苦笑)

結婚直後は私の実家の家業や普段の自分の仕事も忙しく、また将来に向けて頑張らなければいけない時期だったので、生活のすべての時間をできる限り仕事に向けたかったのですが

子供を遊びに連れて行ったり自分の実家に孫の顔を見せに行くのにも、どうしても私を運転手にして同伴でないと、どこにも行けない。

なので休日はいつもしょうがなく私が彼女に付き合ってあげているような状態でした。

子供の教育に関しても全く意見が合わず、普段一緒にいるのはあいつなので結局アイツの思う通りに育児をやったのでしょうが

やっぱりと言うか私の危惧していた通り、子供が大きくなるにしたがって妻の期待とは違う感じになり

妻はほぼ自分で教育してきた我が子に対して嫌気がさすような状態に!

私の言う事は何一つきかず、自分の思い通りに育てておいて・・・

あきれるばかりです。

離婚

そんな状態で結婚から10年経過した頃

離婚

の二文字が頭の中に浮かんできました。

彼女は自分の実家に私を運転手にしながら子供を時々連れて行きましたが

私の実家にはほぼ顔を出さないし、幼い娘も母親がいないとなかなか私の実家には行きません。

なので私の両親は孫の最もかわいい時期にあまり会えていません。

子供の教育も私の意見など全く聞かず、浅はかで間違った考えで育て続けていました。

「そんなに自分の考えだけで生きたいのなら俺を巻き込まないで自分だけで生きればいい」

ある平日のお休みの日にそんな思いが私の頭の中に浮かんできて、その日すぐ役所に行って離婚届をもらってきて

自分のところは全て書き込んで印鑑を押し、今度頭にきたらこの離婚届をアイツに渡してやろうと思い

仕事に使っていたカバンにしまいました。

心入れ替えた?

その後なぜか彼女は家事を一生懸命やるようになり

私の実家にも進んで子供を連れて行くようになり

パートにも出て家計を助けてくれるようになりました。

何気ない平和な毎日が流れていたある日

ふと足元にある私のカバンの中を見たら

離婚届が無くなっていました。

きっと彼女は夫の部分だけがすっかり記入されている離婚届を見つけたのかもしれません。

なので生活態度があんなに変わったのでしょうか。

結婚前にはわからなかったことがたくさん出てくる

上記は私の視点からの“今まで史”でしたが

妻的に私に対しても色々モヤモヤがあるわけです。

でもそういうモヤモヤをお互い全部受け止めて、飲み込んで消化していくのが

結婚生活

だと思うんです。まぁある種の“苦行”ですよね(笑)

それがうまく消化できないと離婚したり不倫に走ったり酒、薬物に手を出したり各種犯罪に走ったり・・・

いろんな形で結婚生活が破綻します。なのでお互いがお互いを許し合い助け合う・・・

ま、こういうのって夫婦家族だけじゃなく、職場の信頼関係のできている同僚や友人関係とも似ていますが

夫婦とはいえ長く良好な関係を保つのなら、自分と違う相手を許し助け合う必要があるわけです。

逆にそんな相手を拒絶するのなら、さよならするより他はありません。

私たちは意外に相手のことを知らないまま結婚してしまっているので

結婚後にわかった要素をお互いが許せるのか?許せないのか?

で、今後もこの関係を続けるのか?やめるのか?という岐路に立つんだと思います。

それも成長

その時どちらの選択をしてもお互い後悔は無いと思います。

一生懸命やった結果ですからね。

僕は夫婦は何が何でも添い遂げるべき!

などとは考えません。僕の周囲には一人になって逆に生きるポテンシャルがUP!している人が何人もいるから。

誰が見ても別れた方がいいのに別れられない夫婦って大体どちらかが精神的に自立してなくて相手に

依存している

場合が多いと思います。

独身のままではここまで来れなかったかもしれない

人生って長いようで短い。でも長い。

子供が20歳になりますが、Uターンから数えるとそれ以上の間田舎で暮らしてきたことになります。

もしあの時結婚をあきらめて独身のままだったら僕はちゃんと生きてこれただろうか?

って思う時があります。

今後が安泰なわけじゃない。いい結婚生活、いい子育てができたわけじゃない。今、楽に暮らせているわけじゃない。

だけど・・・今の自分に納得している僕がいます。

もし、一人のままだったら僕はそれまでの自分の人生に納得できていたんだろうか?

って思います。人生の総括は自己満足の世界だと思うんです。人生の夕暮れ時を感じているどの人も多分

「俺の人生もまぁまぁだったな」

って思ってるし、そう思いたいんだと思う。でも、もし独身のままだったら

「もっとやれることがあったんじゃないだろうか」

て、考えてしまっていたんじゃないか?って思うんです。

なので今独身の方には

結婚出来たらいいね

って言葉を送ります(笑)

先にも言った通り結婚は・・・・

いばらの道

ですけどね。でも、楽で何もない独身の道は選ばない方がいいかもしれない

それが僕の結論です。